スタッフの雑感

Cambodia奮戦記③

20日はじょーじ先生がCambodia防衛医大でCambodiaで初めての救急・災害医療の講演を行いました

Cambodia防衛医大はプノンペン郊外にあり、医学生は軍所属と一般'医学生からなり、日本とは構成が異なります

 

敷地は広大です。こんなだだっ広いところに医学生なんているのかとおもいましたが

会場には多くの医学生が集まりました

じょーじ先生の講演がはじまります

2つの大震災とJR列車事故を医師としてどのうように向き合い、治療や組織のマネージメントをしたのか

わかりやすいスライドで説明をしていきました

阪神大震災の時の写真、JR列車事故の初療時の動画、東日本大震災での津波の動画や被災地の写真、診療時の写真には

会場からどよめきが起きていました

日本のような救急災害に対するシステムを作るのにはどうしたらいいかという質問もありました

じょーじ先生は、救急・災害はいつおきるかわからないだから日ごろからの訓練やシステムの構築が必要であることを熱く語っていました

医学生たちはノートをとり、真剣な表情で聴講していました

このじょーじ先生の情熱が医学生たちに伝わったはずです

先進国でも発展途上国でも、その国の発展には救急・災害医療の確立は必至であること

を学ぶことができたとおもいます

 

Cambodia奮戦記②

Cambodia滞在6日目になります

昨日はプノンペン国際空港にじょーじ先生を迎えにいきました

空港のVIPルームでGeneral Narith Soyがお出迎え

車でBrigade70thに移動しMao大将らと市内の中華料理店で食事をしました

そして今日はBrigadeの要請により、JPR正井会長によって神戸市消防局の好意により寄贈された50mはしご車の贈呈式に参加しました

Cambodia初の50mはしご車となります

今日はこの式典に日本大使館の町田参事官、ポーンスルン元帥、小谷教授、正井JPR会長ら国内外のVIPが参列しました

 

正井会長のスピーチは、彼がCambodiaに存在しなかった救急医療体制(EMS)を普及し消防士(ここではあえて日本の消防士のようになってもらいたいという意図からそう呼びます)を養成するめでにいたった経緯(EMSそのままがないこと、教育システムもなかったこと)、それから今後の展望(防災学校設立の必要性)などを熱く語るものでした

そして、消火訓練の開始です

この日のためにおこなった訓練の成果を見せる幕が開きました

 

 

ほんま711部隊たんぱらずによおがんばりました

立派でした。50mはしご車が伸びたときは参列者からどよめきがおきました

おおきなミスなく無事やりとげた711部隊・・・Good Jobです

訓練後は救命や防災に関する資機材を視察しました

最後に町田参事官とじょーじ先生と3shotです

ワタシ、ガイジンブタイジャ アリマセン

町田参事官、私が日本語話していたのでもしかしたら不思議におもったかもしれません

771部隊の訓練の様子を視察された参事官は正井会長の指導力に関心されていました

そして訓練おわって711部隊にご褒美のラーメンを配りました

厳しい訓練に耐え、すばらしい結果を残した彼らの顔はまさに「どや顔」でした

 

 

 

 

3連休お疲れ様です

3連休、救命センター当直医の先生方はお疲れ様です。

僕は今回も帰省させてもらってました。

息子とのたくさん時間を持つことができました。ありがとうございます。

明日からも頑張りましょう。

写真は、今回帰省して、東温市重信町(愛媛大学医学部のあるところ)の山奥にある、白糸の滝まで行ってきましたので、写真を撮ってきましたので、アップしてみました。

僕の地元愛媛は近くにこんな自然がいっぱいあります。

Cambodia奮戦記①

今回で3回目のカンボジア訪問で、今日は5日目の滞在になります

気温は最高で32度なので日本のほうが高いかもしれませんが暑いです

それも朝からBrigade近隣が停電となり、朝から30度越えでもなすすべがなく汗をかきながら支援活動をしています

詳細は帰国してからUPしたいとおもいます

前回、まいた種が少し芽をだしてきている実感を得ました

今日は夕方じょーじ先生がきます

そこで作戦会議をして今後の方針を考える予定です

 

Cambodia 医療技術支援

本日関空を朝に出発していまCambodiaに来ています

3月に続いて3回目のcambodia訪問です

今回もプノンペンのBrigade70 に1週間滞在しています

前回まいた種が芽をだしているか確かめて、枯れかけていれば処方をし、芽が出ていれば実がつくにはどうすればいいか

カンボジアのDrたちと密に関わってきたいとおもいます

医局スタッフのみなさん、今回も留守にしてご迷惑おかけします

いい報告できるように頑張ってきます

 

 

 

 

 

 

第6回阪神ISLS

7月9日(土)に第6回阪神ISLSが兵庫医科大学で開催されました

 

ISLSは脳卒中初期診療トレーニングのことで、脳卒中患者を診察し、脳外科・神経内科・救急などの専門医にコンサルトするまで、適切かつ迅速に、処置・検査を行うものです

今回は24名の受講生が参加し、遠くは岡山からの受講生もいました

NIHSSは特に脳梗塞患者のt-PA投与適応を判断するために迅速で的確な評価が必要です

  • ISLSではインストラクターが自らで脳卒中患者を演じるので、受講生のみなさんははじめ驚いたとおもいます

実技の前半はGCSやNIHSSのとり方を実際におこないました

そして後半はそれを用いたアルゴリズムによるまとめを行いました

t-PA投与の判断を的確・短時間で行うだけでなく、脳出血患者やくも膜下出血の急変時の対応、降圧の適否とタイミングなど日ごろから脳卒中の初期対応で必要なことが学べたとおもいます

受講生の方はインストラクターになり、自分にフィードバックすることがさらに今回学んだことを生かせるはずですので、是非次回はインストとして積極的に参加してください

またインストの皆さん、お忙しい、また暑い中ご協力ありがとうございました

 

 

新たなスタートに向けて

今日で1年目研修医のクールが終了です

ということで昨日は、お昼に1年目研修医の先生たちへの労いを兼ね、ささやかなおつかれさん会をしました

まずはじょーじ先生から研修医へ3カ月の総評とこれからの期待ということでお話をしていただきました

医師になってはじめの3カ月が救急だったのはほんま大変だったとおもいます。みんな必死に?よくついてきてくれました

そして今回研修医の特技?も発見しました

日ごろ怒られ過ぎて、怒られているようなリアクション!

怒りすぎたかなあ?

でも怒っていたのではありませんよ!皆が立派な医師になるために、一人の医師として患者さんに責任もって安心して医療ができるように「愛の鞭」をうっていただけです。みなんさんも上級になればわかってくれると信じています

そんでもって じょーじ先生の音頭でカンパーイ!

ほんまよおがんばりました。でも、もっともっと精進してください

P/Fratioを「ラティオ」と真顔でいったその日からそのDrは「ラティオ」とよばれ

薬品名のつもりで製薬会社の名前を「ヤンセン」とカルテに記載したその日から「ヤンセン」とよばれ

なぜか薬と関係ない「ソフラン」というあだ名もつくほど、今回の研修医はバラエティに富んでいました

救急の研修を生かして、自らのSTEP UPに役立て、患者さんや医療に貢献していってください

また、なんらかの形で一緒に仕事できる日を楽しみにしています

 

 

第37回日本熱傷学会総会・学術集会

東京行ってきました~~blush

培養皮膚・スキンバンクというセッションで、「広範囲重症熱傷における自家培養皮膚(ジェイス)の使用法と課題」という題で発表しましたcrying

 

heart教授を始め、医局の先生方にはお忙しい中、スライドを添削して頂き、ありがとうございましたheart

資料をくださった方々も、心から感謝します。

感想は、というと、まず檀上に上がる直前に、結構大事なポイントとなる疑問がどんどん頭に沸いてきて、真理子先生にもっかい聞きたい!と焦りつつ、もう名前呼ばれたし・・・ と右手右足同時に出しながら、檀上へ。またこの第2会場のデカいこと!!!

 

 

でも原稿見ずに発表できたし、質問には見当はずれながらも自分の言葉でしゃべったし、次からもがんばりますyes

 

2日目は、今回初めて演題に加わったという小児の熱傷の、特に虐待による熱傷のセッションや、小児の熱傷のパネルを聴講しました。色々しょうもないアイデアが湧いてきて、帰ったら上の先生に相談だ~~~と鼻息を荒くしながら、東京を去ったのでしたcool

 

はっしーEmperor in 17th WCDEM Beijing 

5月31日~6月3日に中国は北京で開催されていた17th WCDEM(World Congress on Disaster and Emergency Medicine)に橋本先生が発表されたので現地レポートを報告します

橋本先生の発表Titleは

「The difference between Triage and START that are applied to train derailment」

具体的な内容は割愛しますが、JR脱線事故で当センターが行ったトリアージはSTART法に比べ短時間で行うことができ、正確さにおいても有意差がないというものです。今後のトリアージ法についてより迅速で適切な方法を考えるべきというものです

他国からの出席者から大変興味深いと評価をいただきました

帰国したらこの発表を海外の学術雑誌に投稿する予定です 

列車脱線事故におけるトリアージ法とSTART法の相違点についてまとめて発表されました

あいていた時間を利用して近くの故宮を観光しました

スケール大きさに驚きました

そしてLast Emperorとともにはっしーもemperorになりました

はっしーお疲れさんです

また故宮近くの屋台で見つけました

羊の腎臓らしいです。これを揚げるそうです。これはtryできませんでした。

WCDEMでその他興味深い発表については後日UPする予定です

今回ご指導いただいたじょーじ教授、ご自分の熱傷学会発表と日程が重なり多忙の中英訳をしていただいたじんか先生

その他救命センターを守ってくれている留守番のスタッフの先生方に深くお礼申し上げます

勝手にGolden Trio

新体制になって2か月が経ちました

金曜日はいつもは私と小児科からこられたメリー先生と3年目で来年米国で活躍予定のじんか先生の3人+研修医での当直が多いのです

4月当初は2人のDrの力量が未知数(失礼)でどうなるんだろう?場合によっては一人で全部やらなあかんのか?という不安もありました

が、蓋をあければすっとこどっこい そんな不安もどこ吹く風

メリー先生もじんか先生も、どんな患者が搬送されても怯みません

彼女たちは並列(初療室に同時に2人の重症患者を診ること)を嫌がらないし、むしろガンガン受け入れるのです

そんなお二人の美女Powerをもらいここまでなんとかこれています

金曜日は深夜・未明・早朝に多くの重症患者が搬送されることが多いですが

ほんまに3人の絶妙なチームワークで救命センター金曜日当直を担っています

不思議なことにこの3人の1人がいないときの当直はどうもしっくりいかないのです

これ、私だけでなくメリー先生とじんか先生も同じことを思ったそうです

これかもGolden Trioで患者さんを救っていきましょうね!

追伸

写真の真ん中の「どや顔」してはるのがじんか先生で、その右がメリー先生です

なんとなく3人の力加減?がわかっていただけるとおもいます