センター長の雑感
謹賀新年
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
私たちの仕事は、Prehospital、Acute Care Surgery、Intensive Care、Disaster Medicineを中心とする臨床これらを改革推進するための研究活動、その医療を提供するプロフェショナルを育てる教育であると認識しております。7年前に現体制となってから、センター一丸となって改革を進めてまいりました。昨年度の受け入れ患者数は1774名、本年度はその数を上回りそうです。ドクターカーとラピッドカーも新調し、出動件数は飛躍的に伸び、救命率の改善に役立っています。多くの救急・集中治療専門医、医学博士も誕生しました。これもひとえに支えて下さる皆様のお陰と感謝すると同時に、今まで以上に地域の救急医療を支えていく責務を感じております。
本年も教室員一同躍進の年と心に決めて邁進する所存でございます。なにとぞよろしくご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
P.S. 昨年度は、伝統ある日本救命医療学会の主幹をさせていただき、多くの先生方に全国から神戸の地に集まっていただきました。ありがとうございました。
NYの仁香先生からの手紙
ブルックリン・マイモニデスメディカルセンターでホスピタリストフェローとして研修している伊藤仁香先生から報告がありました。昨年10月に米国小児科専門医試験に合格致しました。12月には念願の小児救急のフェローシップにマッチし、来年の7月からニューヨーク州のUniversity of Buffaloに行くことが決まりまったそうです。彼女はNYCで4年間過ごしたわけですが、今度はナイアガラの近くにですね。我々の仲間が世界に羽ばたいていくのはとても嬉しいことです。私たちは、世界に飛び立つ人を応援しています。
マッチングが発表になった日の飲み会にて。
年末のACS
兵庫医大病院災害訓練
夏の思い出:納涼会
第3回 Critical Care Nutrition Therapy Seminarのお知らせ
皆様、好評を博しておりますCritical Care Nutrition Therapy Seminarですが、第3回を以下のように行うことになりました。グループに分かれてcase studyをしますので、参加人数に限りがありますが、どうぞふるってご応募下さい。 なお、今までは無料で行って来ましたが、ようやく内容もブラッシュアップを重ねて固まり、また実は諸経費もかかりますことから、今回よりわずかながらいただくことにしました。しかし、お弁当は◯千円以上の豪華ものですし、TNT Critical Careの日本語翻訳テキストももれなくついてきますから、経費以上にお得なことは間違いありません! それでは、皆様のごお応募をお待ちしております。
申し込み方法:WEB申し込み制(先着30名)(参加費2,000円)
https://pro.form-mailer.jp/fms/73f910c580871
応募多数の場合は、経験年数によるグループ分けの上、各グループごとに抽選とさせていただきます。
NYからの嬉しい報告
ニューヨークのMaimonides Infants and Children's Hospital of Brooklynの小児科研修プログラムで研修していた伊藤仁香先生(急性岩野先生)からレジデンシー卒業とベストレジデンシー受賞のお知らせが届きました。海外で頑張る仲間に心からエールを送りたいと思います。
小谷穣治先生
お世話になっております。先日レジデンシーの卒業式が行われました。手前味噌ですが、ベストレジデント賞を受賞することができました。この3年間を有意義に過ごすことができたのは小谷先生を始め、古巣の兵庫医大の先生方に常に支えていただいたおかげです。
7月1日からは同じ病院のホスピタリストとして勤務し、もう一度小児救急のフェローシップのポジション獲得に挑戦する予定です。10月に小児専門医試験があり、年末までは帰国する予定はございませんが、またお会いできるのを楽しみにしております。
以上簡単ではございますが、卒業しましたことをご報告させていただきます。
伊藤仁香
同門会からお祝い:なんのお祝い?
アメリカで臨床研修中の伊藤(岩野)仁香先生が最近書かれた著書のご紹介
現在、アメリカ・ニューヨークのMaimonides Infants and Children's Hospital of Brooklynで臨床医レジデント勤務の伊藤(岩野)仁香先生が書かれた著書をご紹介します。先生は兵庫医科大学にて初期研修、救命救急センター・CCUにて研修されました。現在、兵庫医科大学救命救急センターの非常勤医師となって、帰国時は当科で仕事をしてアメリカにお帰りになります。
『アメリカ臨床留学への道』
佐藤隆美 (編集), 中川伸生 (編集), 藤谷茂樹 (編集)
伊藤先生からのコメント
「小児科レジデンシーのために渡米して3年間が経とうとしています。慣れてきた部分もありますが、毎日が刺激的で人間力を試されることが多く、おかげさまで楽しく過ごしております。
臨床留学の計画は人それぞれの目的やタイミング、ご家族の事情によると思います。試験にはお金も時間もかかります。日々の業務に忙殺されて、惰性になってしまうこともありますが、国境を越えて、医療に関わるということは人生の糧になっています。
これから臨床留学を志す方々、力を惜しまずに全力で挑んでください。今回ご紹介いただく本が、みなさんの情報源となれば幸いです。