岩野先生、アメリカ臨床研修マッチング!

 

かねてから、アメリカでの臨床研修を希望していた岩野仁香先生、今年一発でマッチしました。おめでとう!

 

ニューヨークのブルックリンの病院で、一般小児科の研修プログラムに入ります。

 

National Residency Match Programからのメールです。

 

> To: **************

> Date: Fri, 16 Mar 2012 12:55:00 -0400

> From: nrmp@aamc.org

> Subject: Where Did I Match?

>

> March 16, 2012

>

(中略)

>

> Congratulations, you have matched!

>

> Program Code: 1428320M0

> Program Name: Pediatrics-Primary

> Institution Name: Maimonides Med Ctr-NY

 

 

う〜ん、かっこいい。

41st Critical Care Congress&UMDNJ-RWJMS訪問報告

 

<SCCM-41st Critical Care Congress>

2月4-8日に、Houston, Texas, USA eorge R. Brown convention centerで行われたSociety of Critical Care Medicineのannual meeting、41st Critical Care Congressに行ってきました。

今回の発表は、卒後3年目の岩野仁香先生です。今回の発表のタイトルは、”The possible use of initial serum BNP levels for dose adjustment of Carperitide”です。Carperitide というのはhuman atrial natriuretic peptide、すなわちハンプですね。この使用濃度の決定に血中のBNP濃度を使おうっていう趣旨です。ここでは難しい話はやめといて、岩野先生の発表の様子をご紹介しましょう。

 

 

う〜ん、さすがです。彼女はドイツ生まれというバックグラウンドがあるためか、英語がとても上手です。それでも日本育ちですから、ものすごく勉強したのでしょうね。

 

 

まず最初の質問は

「その流暢な英語はどこで勉強したの?」

「日本です」

「日本で!?信じられないわ。」

ってな感じでした。

 

それからいろいろ質問がありましたが、何なく答えて、終了です。

 

いつもは私がへたな英語でヘルプに入るのですが、今回は眺めているだけで、動画撮影する余裕がありました。

 

「あなた、その下手な英語はどこで習ったの?」

「アメリカです。」

「信じられないわ!?」

なんていう会話をしなくて済んでよかった…

 

 

 

岩野仁香先生と私。

 

 

一緒に参加してくれた研修医の飯田康先生も英語がnative speakerくらいに堪能です。集中治療医を目指しています。

 

 

さて、その日の夜は、毎年のCritical Care Congressで恒例となりつつあるアメリカ&カナダに集中治療医として臨床留学しているかしていた日本人医師の食事&飲み会です。今回はメキシコ料理のお店に集合です。

 

別ブログでも書きますが、Dr. IwanoはUSMLEに合格しECFMGcertificateを得て、アメリカのいくつかの病院の臨床研修プログラムにアプライ中でした。しかし、外国人の門戸は狭く、果たして採用してくれる病院があるのか気をもんでおりましたが、アメリカ&カナダ組の先輩方に励まされ、元気が出たことでしょう。

 

食事会の集合写真です。

 

 

<Total Nutrition Therapy for Critical Careコース参加>

この学会に付随して、アボット社が新たに作成したTotal Nutrition Therapy for Critical Careプログラムの第1回目のコースに、岡山大学の氏家良人先生、日本大学の木下浩作先生とともに参加してきました。日本だけでなく、南米の国々、台湾などのこの領域のエキスパートが参加し、このプログラムを各国に導入するにあたって、各国の事情に照らして問題点を洗い出すことも目的の一つでした。講師はDr. Refaat HegaziとDr. Paul Wishmeyerのお二人です。Wishmeyer先生とは以前にも学会のパーティーで飲みかわしたことがありますが、相変わらずエネルギッシュで、ものすごいキン肉マンです。サプリメントに凝ってるそうです。

 

全体討議の様子。

 

 

 

Refaat Hegazi先生(左)とPaul Wishmeyer先生(右)から修了書をいただきました。

 

 

左から日本大学の木下浩作先生、岡山大学の氏家良人先生、Refaat Hegazi先生、Paul Wishmeyer先生、そして私です。

 

 

<Department of Surgery, University of Medicine and Dentistry of New Jersey – Robert Wood Johnson Medical School>

この学会の前に、私の古巣のニュージャージー州立医科歯科大学-ロバート・ウッド・ジョンソン医科大学の外科に行ってきました。実は、我々のボスであるLowry先生が昨年急逝されて、NIHグラントや製薬会社との共同研究の研究費などの動きが変わり、今後の共同研究や日本からの留学生の受け入れをどうするかなどの協議をするために行ってきました。その様子は一つ前のブログにのせてあるので見てください。マンハッタンに近くて自然がいっぱいでいいところです。この大学は州立で、複数の医学部があるのですが、そのうちの一つであるこの医学部の附属病院を買い取ったのが、200mほど離れたところにある株式会社Johnson & Johnsonのオーナーの一人、Robert Wood Johnsonさんなのです。おかげで手術室の意図はエチコンばっかりでした。

 

 

医学部と病院の間のスペースがガラス張りの高い天井と壁で囲まれたAtriumになっています。ここではちょっとしたパーティーや講演会など、いろんなセレモニーを行います。

 

 

Atriumから見たMedical Education Building、通称MEB。ここを入ると大学内警察官がいて拳銃を持って警護してくれています(ちなみにNew Brunswickには、NJ州警察、New Brunswick警察、そして大学警察の3つの警察組織があります)。MEBの一階は図書館、1−2階に講義室、3階以上に各科の医局、最上階は動物実験施設、さらに上は屋上です。

 

私は、動物実験施設に入る鍵を持っている数名の一人でしたので、屋上へはフリーアクセスでした。うれしいとき、落ち込んだとき、どんなときにもよく屋上に行きました。そしたら、数少ない鍵を持つもう一人の男、病院長で外科チェアーマンで私のボス、Stephen F. Lowry先生によく会いました。偉い先生と二人っきりではなせる時間をしょっちゅう持てたことはとても幸運でした。そして、二人ともsmokerだったので(Lowry先生は最期までsmokerでした)、街を見下ろしながら、天気のいい日には遠くのマンハッタンのビル群を眺めながら二人でぷかぷかしたのもいい思い出です。

 

 

MEB内の講義室。ここでは、毎週モーニングレクチャーがあり、Lowry先生や他の先生方の人脈のおかげで、世界の高名な科学者がぶらっとやって来て講義をしてくれます。Kevin J. Tracy先生はLowry先生がマンハッタンのCornel Medical Centerにいたときの同僚(後輩)で、すばらしい講義をしてくださいました。それにとても男前です。

 

 

これはMEB一階の奥にある自動販売機。コークやペプシに加えていろんなスナックやパンも売っていて、仕事が真夜中になったときによくここで飲み食いしてました。

 

私たちの研究室の名前は”Surgical Sciences”。サイエンスに複数形の”s”をつけるところがみそです。真ん中が僕の二番目のボス、Steve E. Calvano先生。PhDです。とても厳しく、暖かく、面倒見がいい先生で、Lowry先生とは若いときからずっとタッグを組んで仕事をしてきました。右端がSiobahn Corbett先生、外科の助教授です。ものすごく優秀なのですが、真剣に考える厳しい顔つきが美しいのです。それでいて子だくさん。旦那さんは医療とは無関係な方です。優秀な外科医、優秀な研究者、優秀な母、優秀な妻、といった感じで、かっこよいです。Calvano先生がLowry先生の奥さんであるSusette Coyle, RNとともに臨床系の侵襲学の研究をまとめ、SiobahnがPhDのRamseyと一緒に分子生物学分野からみた侵襲学研究をまとめています。

 

 

<昔住んでたアパート訪問>

大学から歩いて10分ほどのところに私の住んでいたアパート“River Watch Commons”があります。この敷地内にある有名なレストランがFrog and Peachです。アメリカ時代はお金がなくて行けませんでしたが、NYナンバーの車がたくさん来ていて、マンハッタンのビジネスマンがターンパイクを飛ばして来ているのでしょう。

 

 

Frog and Peach

http://www.frogandpeach.com/default.aspx

 

 

私の住んでいたアパートです。すっきりしていていいところでした。

 

 

<マンハッタン>

今回の宿泊地のマンハッタンからニュージャージーの私のいた大学病院まで行く電車はNJ Transitという電車会社で、アメリカ全土を走るアムトラックの一部です。マンハッタンでの出発駅はGrand Central駅と並ぶPenn Station。地下にはいろんなお店があります。しかし、大阪や東京の地下街と比べたらめっちゃしょぼいですよ。

 

 

Penn Stationの地下の様子

 

Penn stationの地下のお店

 

 

Penn stationの地下:ただの通路にお店が出てますっていう感じです。大阪の地下街に慣れていると、しょぼく見えますね。

 

 

じゃ、また、ブログでお会いしましょう。

 

訪米記

もう早いもんで3月になるんですね

 

しばらく医局のブログ更新がなく、いろんなところからUPの依頼もあり(ほんまか?)久しぶりに更新しています

 

今回のネタは2月にじょーじ先生とアメリカ集中治療学会に参加したときの直前までの模様をお伝えします(SCCM詳細はじょーじ先生がUPしてくれはる予定です)

 

まずNYへ着いた翌日じょーじ先生の第二の故郷?であるニュージャ

 

 

 

ージー州へNJ transitで移動です

ちょっと嬉しそうなじょーじ先生

NYから1時間弱でしょうか(じょーじ先生は何故か30分くらいといつもいいます)NEW BRUNSWICK駅に到着です

 

 

 

 

 

 

 

 

駅から歩いてすぐ真ん前にニュージャージー医科歯科大学ロバートウッドジョンジョン大学病院があります

じょーじ先生はここで3年ほど研究をされたのです

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年じょーじ先生のBossであるLowry先生が急逝され、ラボではNo2のCalvano先生が出迎えてくれました

Calvano先生は少し寂しくなっていたのか、じょーじ先生との対面ですごく喜んでいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Calvano先生はNIHのgrant申請締め切り間近で忙しいところLunchをご一緒して私や医局員がRWJで研究をできるかを相談しました

ちなみにこの写真は院外でなく院内です。院内のカフェテリアで注文と同時にハンバーガーを調理していました

ピザやサラダも劇安でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

grantの結果次第でOKということになり、Calvano先生たちとお別れし、じょーじ先生の留学時代の住居をみにいきました

NYと違い静かでアジア系がほとんどいない古いちょっと田舎のアメリカという街です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じょーじ先生はコネなしで渡米し自分でチャンスを作り生かし、いまのじょーじ先生があるわけです

そういうじょーじ先生の努力や培った縁をなんとかして繋ぎ発展させれる人間になりたいなあとおもいながらNYに戻ったのでした

 

新年のご挨拶

 

ご関係者の皆様、ブログをご覧の皆様

 

新年あけましておめでとうございます。

 

2009年4月に小谷穣治 救急・災害医学講座 主任教授、救命救急センター センター長の新体制となり、今年で4年目を迎えることとなりました。この間に多くの仲間が増え、教室一丸となって臨床・研究・教育の改革を進めて参りました。これもひとえに支えて下さる皆様のお陰と感謝しております。来年6月には新しい救命救急センターと急性医療病棟が完成し、今まで以上に地域の急性期医療を支えて行く責務を感じております。当教室は、Emergency・Critical Care・Acute Care Surgeryを教室の3本柱として、教室員一同躍進の年と心に決めて邁進する所存です。

今後ともなにとぞよろしくご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 

平成二十四年 元旦

 

 兵庫医科大学 救急・災害医学講座 主任教授

 兵庫医科大学病院 救命救急センター センター長

小谷 穣治

教室員一同

今年も全力で頑張ります!

今年の出来事:専門医合格!

嬉しいニュースです。

 

山田太平先生:日本救急医学会・救急科専門医試験に合格!

中島有香先生:日本小児科学会・小児科専門医試験に合格!

(上田敬博先生:誕生日!)

 

おめでとうございます!!ますますのご活躍を期待しています。

 

ブログをご覧の方へ

当科は救急専門医をベースにしてサブスペシャリティーの取得を目指す、すなわちダブルライセンスの取得が出来るようにカリキュラムを考えています。こういう医者人生に興味のある先生は、年齢・経験を問わずお気軽のお問い合わせ下さい。応援致します!!

ベストティーチャー賞!!

 

これからいくつか、今年の出来事をアップして行きたいと思います。

 

まず、今年、4年生の学生諸君が選ぶ念願のベストティーチャー賞を頂きました。とても嬉しいです。学生さんはまだ何にも染まっていい真っ白な状態ですから、これからどんな医者になって行くのか、我々教官の教えが大きく影響するのだと思います。みんなに立派な医師&人になってもらえるように、これからも学生教育に力を入れて行きます。

兵庫医科大学 救命救急センター 2011年忘年会

兵庫医科大学 救命救急センターの忘年会は、職場の緊張感からしばし解放されて、互いの信頼感を高める大切な行事。毎年職種をまたいだチームで出し物をします。今年も面白かった!みんな、ありがとうございました。今年の嫌な事もいい事もすっかり忘れて、明日から心機一転、みんなで一緒に新しいページを開きましょう!

兵庫医大救命救急センター2011年忘年会 竹内バンド

 

兵庫医大救命救急センター2011年忘年会 ダンスショー1

 

兵庫医大救命救急センター2011年忘年会 ダンスショー2

 

兵庫医大救命救急センター2011年忘年会 井出ちゃん&美女ダンサー

 

兵庫医大救命2011年忘年会 カズトシ&ジョージ&研修医バンド