投稿者: きしん

いざお江戸へ

11月12日(土)「ポンギ」で開催された第3回日本こころとからだの救急医学会総会・学術大会へ参加してきました

昨年に続き今年もいとも先生が発表しさらに、今回M先生も発表と、当センターから全9題中2題の発表となり共同演者(応援要員)として参加したわけです。この学会は救急分野と精神科分野のエキスパートがお互いのグレーゾンの問題点を克服するために設立されたものと私なりに解釈しており、昨年もそういう救急・精神科のジレンマや問題点を議論してきました

本年度はM先生が「当センターにおける自殺企図による墜落外傷と精神疾患の関係についての検討」と題し自殺企図による墜落外傷患者の背景にどんな特徴があるのか、問題点は何かを発表しました

統計学的にも理論的にも学術的な内容でとてもよい発表でした

そしてその次に2年連続でいとも先生が発表しました。演題名は「東日本大震災での食事栄養に関するアンケート調査」

阪神淡路大'震災で医療活動していたじょーじ先生からの経験を参考に、大規模災害時の食糧支給では圧倒的に炭水化物が多くなり、栄養が偏り、便秘などの消化器症状を訴える被災者が多く、今回の震災でも同様のことがアンケートから判明し、それを発表しました。また発表のなかで、被災者の方とコミュニケーションをとる中で「何が食べたいですか?」と尋ねることは心の交流の方法の一つとして重要であったことも報告しました

親ばか的な視点になりますが、二人ともプレゼンテーションも質問への応答もよくできていました

2題とも客観的に良く吟味された発表だったので是非論文にしてくださいね

僕のラケットれ~そ~

勇先生と研修医の先生たちと第二回目の救命救急庭球大会を行いました!

勇先生、どっかで「こそ連」してきたのか前回よりもサーブもフォアも威力がUPしていました

 

 

今回は兵庫医大だけでなく大阪医大からO先生も初参加

勇先生の業界用語にも動じず、テニスを楽しんでいはりました

できれば月1回は開催できればとおもいます

そうそう、それから勇先生 次回はテニス後の食事参加しますんで

決して「ちゃんねー」と遊んでいるわけではありませんよ~

 

 

いさむ先生とゆかいな仲間たち

14日の日曜日

4月から赴任されたいさむ先生と研修医の先生たちとテニスにいきました。

15時からの野外コートはとにかく暑い・・・UPの時点で汗だくです

いさむ先生UPでは柔らかなラケットさばき

ということでダブルス×3チームでゲームをしました

私も1年間だけ3年前にテニスを習ったビギナーでラケット持つのも1年半ぶりでした

本業のラグビーで鍛えた体力は自信あったのに

サーブの空振り5回 

ボレーもからぶり3回

相手M川先生のボレーを体で受け、まさにテニスでなく途中からラグビーみたいな感じになり

のテイタラク

ほんまかっこ悪いところばかりお見せしました

いさむ先生も途中、立ってるだけで限界や~と輸液適応の状態!

ペアのY木先生は私が失敗しても怒ることなく「ドンマイ」と気をつかっていただき

いつも指導している側の立場ですが、Y木先生がとても大人に見えました

明日からは研修医が失敗してもおこらんとこう・・・勉強になりました

当直明けで参加してくれた先生もいて、暑かったですが、またへたくそでしたがめちゃくちゃ楽しい時間を過ごすことができました

たまにこういうのもいいですね

次は空振りを半減させての望みたいとおもいます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道場破り?ではなく・・・

 

名古屋大学大学院医学系研究科救急・集中治療医学分野 教授の松田直之先生が、当センターにお礼参り?にこられました

水曜日の昼は定期医局会だったのですがノリ?で松田先生も参加となりました

医局会のあとは抄読会でした。今日はK先生の担当でNEJMの

 Early versus late pareteral nutrion in critically ill adults(EPaNIC)

という救急・集中治療ではTOPICSな内容のもです。

  ICU入室後の最初の7日間で腸栄養が行けない時、ESPENでは静脈栄養で不足を補う、ASPEN/SCCMでは放っとく、という推奨で、互いに相反する推奨となっており、EPaNICトライアルは後者の勝利を示しているというものです

当センターとしてどうするべきか?そんな話しに参加していただきました

夕方からは大学院講義として「敗血症の病態生理」と題して講演をしていただきました

その時間に交通外傷を並列でとって聴講できずに残念です

松田先生は関西にいてはったこともあり、関西ノリで私たちと同じユニホームを着はることになりました

あまりにも溶け込みすぎてますよね。どこにいてはるんですか~?

 

そんなわけで今日は明日まで当直までするとのことです

松田先生とじょーじ先生の若くてフレキシブルだからこそできるコラボ訪問ですよね

松田先生、次回は名古屋遊びにいかせていただきます

 

Cambodia奮戦記③

20日はじょーじ先生がCambodia防衛医大でCambodiaで初めての救急・災害医療の講演を行いました

Cambodia防衛医大はプノンペン郊外にあり、医学生は軍所属と一般'医学生からなり、日本とは構成が異なります

 

敷地は広大です。こんなだだっ広いところに医学生なんているのかとおもいましたが

会場には多くの医学生が集まりました

じょーじ先生の講演がはじまります

2つの大震災とJR列車事故を医師としてどのうように向き合い、治療や組織のマネージメントをしたのか

わかりやすいスライドで説明をしていきました

阪神大震災の時の写真、JR列車事故の初療時の動画、東日本大震災での津波の動画や被災地の写真、診療時の写真には

会場からどよめきが起きていました

日本のような救急災害に対するシステムを作るのにはどうしたらいいかという質問もありました

じょーじ先生は、救急・災害はいつおきるかわからないだから日ごろからの訓練やシステムの構築が必要であることを熱く語っていました

医学生たちはノートをとり、真剣な表情で聴講していました

このじょーじ先生の情熱が医学生たちに伝わったはずです

先進国でも発展途上国でも、その国の発展には救急・災害医療の確立は必至であること

を学ぶことができたとおもいます

 

Cambodia奮戦記②

Cambodia滞在6日目になります

昨日はプノンペン国際空港にじょーじ先生を迎えにいきました

空港のVIPルームでGeneral Narith Soyがお出迎え

車でBrigade70thに移動しMao大将らと市内の中華料理店で食事をしました

そして今日はBrigadeの要請により、JPR正井会長によって神戸市消防局の好意により寄贈された50mはしご車の贈呈式に参加しました

Cambodia初の50mはしご車となります

今日はこの式典に日本大使館の町田参事官、ポーンスルン元帥、小谷教授、正井JPR会長ら国内外のVIPが参列しました

 

正井会長のスピーチは、彼がCambodiaに存在しなかった救急医療体制(EMS)を普及し消防士(ここではあえて日本の消防士のようになってもらいたいという意図からそう呼びます)を養成するめでにいたった経緯(EMSそのままがないこと、教育システムもなかったこと)、それから今後の展望(防災学校設立の必要性)などを熱く語るものでした

そして、消火訓練の開始です

この日のためにおこなった訓練の成果を見せる幕が開きました

 

 

ほんま711部隊たんぱらずによおがんばりました

立派でした。50mはしご車が伸びたときは参列者からどよめきがおきました

おおきなミスなく無事やりとげた711部隊・・・Good Jobです

訓練後は救命や防災に関する資機材を視察しました

最後に町田参事官とじょーじ先生と3shotです

ワタシ、ガイジンブタイジャ アリマセン

町田参事官、私が日本語話していたのでもしかしたら不思議におもったかもしれません

771部隊の訓練の様子を視察された参事官は正井会長の指導力に関心されていました

そして訓練おわって711部隊にご褒美のラーメンを配りました

厳しい訓練に耐え、すばらしい結果を残した彼らの顔はまさに「どや顔」でした

 

 

 

 

Cambodia奮戦記①

今回で3回目のカンボジア訪問で、今日は5日目の滞在になります

気温は最高で32度なので日本のほうが高いかもしれませんが暑いです

それも朝からBrigade近隣が停電となり、朝から30度越えでもなすすべがなく汗をかきながら支援活動をしています

詳細は帰国してからUPしたいとおもいます

前回、まいた種が少し芽をだしてきている実感を得ました

今日は夕方じょーじ先生がきます

そこで作戦会議をして今後の方針を考える予定です

 

Cambodia 医療技術支援

本日関空を朝に出発していまCambodiaに来ています

3月に続いて3回目のcambodia訪問です

今回もプノンペンのBrigade70 に1週間滞在しています

前回まいた種が芽をだしているか確かめて、枯れかけていれば処方をし、芽が出ていれば実がつくにはどうすればいいか

カンボジアのDrたちと密に関わってきたいとおもいます

医局スタッフのみなさん、今回も留守にしてご迷惑おかけします

いい報告できるように頑張ってきます

 

 

 

 

 

 

第6回阪神ISLS

7月9日(土)に第6回阪神ISLSが兵庫医科大学で開催されました

 

ISLSは脳卒中初期診療トレーニングのことで、脳卒中患者を診察し、脳外科・神経内科・救急などの専門医にコンサルトするまで、適切かつ迅速に、処置・検査を行うものです

今回は24名の受講生が参加し、遠くは岡山からの受講生もいました

NIHSSは特に脳梗塞患者のt-PA投与適応を判断するために迅速で的確な評価が必要です

  • ISLSではインストラクターが自らで脳卒中患者を演じるので、受講生のみなさんははじめ驚いたとおもいます

実技の前半はGCSやNIHSSのとり方を実際におこないました

そして後半はそれを用いたアルゴリズムによるまとめを行いました

t-PA投与の判断を的確・短時間で行うだけでなく、脳出血患者やくも膜下出血の急変時の対応、降圧の適否とタイミングなど日ごろから脳卒中の初期対応で必要なことが学べたとおもいます

受講生の方はインストラクターになり、自分にフィードバックすることがさらに今回学んだことを生かせるはずですので、是非次回はインストとして積極的に参加してください

またインストの皆さん、お忙しい、また暑い中ご協力ありがとうございました

 

 

新たなスタートに向けて

今日で1年目研修医のクールが終了です

ということで昨日は、お昼に1年目研修医の先生たちへの労いを兼ね、ささやかなおつかれさん会をしました

まずはじょーじ先生から研修医へ3カ月の総評とこれからの期待ということでお話をしていただきました

医師になってはじめの3カ月が救急だったのはほんま大変だったとおもいます。みんな必死に?よくついてきてくれました

そして今回研修医の特技?も発見しました

日ごろ怒られ過ぎて、怒られているようなリアクション!

怒りすぎたかなあ?

でも怒っていたのではありませんよ!皆が立派な医師になるために、一人の医師として患者さんに責任もって安心して医療ができるように「愛の鞭」をうっていただけです。みなんさんも上級になればわかってくれると信じています

そんでもって じょーじ先生の音頭でカンパーイ!

ほんまよおがんばりました。でも、もっともっと精進してください

P/Fratioを「ラティオ」と真顔でいったその日からそのDrは「ラティオ」とよばれ

薬品名のつもりで製薬会社の名前を「ヤンセン」とカルテに記載したその日から「ヤンセン」とよばれ

なぜか薬と関係ない「ソフラン」というあだ名もつくほど、今回の研修医はバラエティに富んでいました

救急の研修を生かして、自らのSTEP UPに役立て、患者さんや医療に貢献していってください

また、なんらかの形で一緒に仕事できる日を楽しみにしています