来たれ!
プレホスピタルケア(ドクターカー)研修について
兵庫医科大学救命救急センターではドクターカー(ラピッドレスポンスカー)による病院前救急診療を24時間体制で行っています
心肺停止 喘息や心不全などによる呼吸不全 重症外傷の傷病者等に対し 搬送されるのを待つのではなく、医療チームが傷病者に近づいて、1秒でも早く診断・評価し適切な処置を行うものです
診療対象は阪神間7市1町(西宮市 尼崎市 芦屋市 伊丹市 宝塚市 芦屋市 川西市 猪名川町)で 月の出動件数は50件を超えています。
このようなプレホスピタルケアの経験値を積み重ね修練したい! 他院でプレホスを立ち上げたい!という医師の研修を募っております 。
プレホス研修に関しては無条件にすぐに出動し、医療行為をするのではなく 初療対応が十分一人でできる 迅速な判断と適切な処置ができる ことを初療対応で学んでいただき 指導医と同乗してプレホス活動の指導をうけるという流れになります。 その積み重ねで一人(看護師 救命士との活動)で活動できると判断されたら独り立ちということになります。
プレホスは静脈路を確保して気管挿管して薬剤を投与するだけではありません。
プレホスだから、診て・聴いて・感じて 迅速に判断することが求められます。
このような医療の原点でもあるプレホスを学びたい方は兵庫医科大学救命救急センターでの研修をお勧めします。
連絡先は
em119@hyo-med.ac.jp まで
HBD
阪神淡路大震災から21年
1月17日、阪神淡路大震災から21年目が経ちました
三宮の東遊園地では1・17のつどいが行われ、参加してきました
同日5時46分に黙とうを捧げると、いまでもそのときの恐怖がよみがえってきます
阪神淡路大震災ではたくさんの尊い命が犠牲となりました
我が国ではにこのれを機に災害に対する取り組み方も変わっていきました
多職種を交えた災害訓練・災害医療チームの発足・災害拠点病院の整備・トリアージなど・・・
当時学生だった自分は無力さを痛感し、仮設住宅のボランティア活動を卒業するまで関わり
そしていまは災害と救急医療に携わっています
阪神淡路大震災での教訓を生かして、最大限できることを積み重ねて地域医療に貢献したいとおもいます。
謹賀新年
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
私たちの仕事は、Prehospital、Acute Care Surgery、Intensive Care、Disaster Medicineを中心とする臨床これらを改革推進するための研究活動、その医療を提供するプロフェショナルを育てる教育であると認識しております。7年前に現体制となってから、センター一丸となって改革を進めてまいりました。昨年度の受け入れ患者数は1774名、本年度はその数を上回りそうです。ドクターカーとラピッドカーも新調し、出動件数は飛躍的に伸び、救命率の改善に役立っています。多くの救急・集中治療専門医、医学博士も誕生しました。これもひとえに支えて下さる皆様のお陰と感謝すると同時に、今まで以上に地域の救急医療を支えていく責務を感じております。
本年も教室員一同躍進の年と心に決めて邁進する所存でございます。なにとぞよろしくご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
P.S. 昨年度は、伝統ある日本救命医療学会の主幹をさせていただき、多くの先生方に全国から神戸の地に集まっていただきました。ありがとうございました。
NYの仁香先生からの手紙
ブルックリン・マイモニデスメディカルセンターでホスピタリストフェローとして研修している伊藤仁香先生から報告がありました。昨年10月に米国小児科専門医試験に合格致しました。12月には念願の小児救急のフェローシップにマッチし、来年の7月からニューヨーク州のUniversity of Buffaloに行くことが決まりまったそうです。彼女はNYCで4年間過ごしたわけですが、今度はナイアガラの近くにですね。我々の仲間が世界に羽ばたいていくのはとても嬉しいことです。私たちは、世界に飛び立つ人を応援しています。
マッチングが発表になった日の飲み会にて。
年末のACS
年末の救命救急センター
年末になると、特にクリスマスを過ぎると救命救急センターは忙しさに拍車がかかります
今月のドクターカーによる病院前救急診療(プレホス)の出動件数はまだ、あと数日を残してですが既に昨年11月~3月の5か月間の合計に迫る勢いです
写真は自動車事故による閉じ込め傷病者に対する活動の時のものです
兵庫医科大学救命救急センターでは24時間 365日ドクターカーによる病院前救急診療を行っています
特にプレホスの外傷性ショックに対してはJATEC JPTECとは少し異なった
経験に基づいた外傷治療戦略を考案しており、その準備を進めています
ただ、経験値を上げるだけでなく、治療法(ストラテジー)を考案し提唱していけるのも教育機関だからできるメリットかもしれません
年末年始 慌ただしくなりますが 医師 看護師をはじめスタッフ一同 救急医療に貢献できるよう全力を尽くしていきます!
プレホス研修に関しては医師はまず、指導できるスタッフドクターにアシスタントをしてもらい
手技や判断ができるか評価してから
スタッフドクターサポート下での出動
最終的には独り立ちできるよう指導していきます
3か月(短期はプライマリー手技ができることを前提)から年単位まで様々な研修プランを用意しています
興味のある方は
em119@hyo-med.ac.jp
までご連絡ください