熱傷センター開設!!

従来から我々の救命救急センターは、多くの熱傷患者を受け入れてきました。工場が多い尼崎に隣接しているのもひとつの理由でしょう。重症熱傷は最初の輸液、循環管理が生命予後を決定づけます。このステップはわれわれ救命救急センタースタッフの得意とするところですが、救命した後には皮膚の硬直による関節可動域の狭小化や美容的な問題をクリアーすることが患者さんの生活、社会復帰に重要なファクターとなります。兵庫医科大学病院救命救急センターには、本邦では数少ない熱傷専門医が2名所属しています。救命救急センターでは、その内の一人の専門医である上田敬博副センター長が中心となって、形成外科、皮膚科、リハビリテーション科と一緒に救命された重症熱傷患者さんのクオリティー・オブ・ライフの向上に尽力するために、このたび「熱傷センター」を開設いたしました。このような取り組みが神戸新聞と朝日新聞に取り上げられましたので、皆様にご紹介させていただきます。

 

H27 04 15 朝日新聞 朝刊 熱傷センター上田先生