関西労災病院-褥瘡対策チーム&NST合同研修会報告
関西労災病院(関労)のNST隊長・三木宏文先生(外科・消化器外科)、褥瘡チーム隊長・浅田裕司先生(形成外科部長)のお招きで、褥瘡対策チーム&NST合同研修会で講演をさせて頂きました。裏では兵庫NST研究会世話人でもあるNST看護師の柳智恵子さんも暗躍していたようです(暗躍って??)。それから、外科部長の田村茂行先生も来て下さり、感激です。
私は兵庫医大赴任前の職場が神戸労災病院消化器外科でしたので、関労には兄弟のような親しみを持っておりました。でも実際に中に入るのは初めてでとても嬉しかったです(子供の頃に病人として入った事はありますが)。話は少しそれますが、同じ県内に2つの労災病院があるのは兵庫県だけだってご存知ですか?もともと関労が本家だったのですが、神戸の港湾で働く人たちが中心になってもう一つの労災病院が神戸に出来たそうです。そのゆかりのせいかどうか分かりませんが、私も何度かその筋の方々の主治医をさせて頂き、いろんなことを教えて頂きました。何の話か分かりますか?
お約束の立花駅に行きますと、北出口待ち合わせなのに南出口に行ってしまった私を、永野貴嗣さん(会計)が汗をかきながら探しに来て下さいました。ありがとうございました。私の秘書さん達が、打ち合わせのメールやお電話の様子から、「永野さんって絶対めちゃくちゃ律儀で仕事もきっちりしてはる人やわ〜。」と言ってたとおり、迎えの車の中ではそれが古いセルシオである理由、帰りの運転手が別の人になること、応接室での私へのお茶の温度設定のご質問、講演までの段取の説明、会場の説明、オーディエンスの説明、などなど全てがきっちりしていて気持ちよかったです。ありがとうございました。
講演前の会場の様子。壇上から撮ってみました。
さて、今回は、重症患者の代謝・栄養管理のお話をさせて頂きました。前半は至適な栄養投与量、静脈栄養に対する経腸栄養の優位性の真偽、免疫修飾栄養素のエビデンス、後半は経腸栄養をすすめるための臨床的な工夫やコツについて話す予定でしたが、前半のエビデンスは初めて話す採れたての最新情報が多く、時間を読めず、後半の話をする時間が無くなってしまいました。来て下さった皆様、ごめんなさい!近いうちにこの続きをさせて下さい! 絶対に有意義な情報をお届けします。
会の終了後、三木先生は当直でパスされましたが、柳さん、浅田先生、そしてなぜか神戸大学栄養部の濱田康弘先生と管理栄養士のまゆみさん、りえさん(えりさんかも!?)(なんで下の名前だけ?)も合流して、芦屋の駅前の創作料理店で親睦会をして頂きました。特に浅田先生とは同年代で、昔のばか話に花が咲きました。
それでは、近いうちに講演の後半をお話させて頂ける日を楽しみにしております。「かんろう」の皆様、ありがとうございました。