最後の砦

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ドクターカーの出動回数が増えています

各消防への認知が進んできたのと、兵庫医大救命救急センタードクターカーが「信頼」されている所以だと感じています

またプレホスは「パフォーマンス」で終わってしまっては意味がありません

また臨床能力は経験値に比例します。多くの症例を経験することが、多くの命を救うことに繋がります。そこには多くのスタッフ、上級医のもとで修練することが大切です

先日も兵庫医大救命救急センタードクターカー出動により、いままでなら救うことができなかった命を救う事案も増えています

歩行中に倒れた女性

 119要請されたときは心肺機能停止 すぐにドクターカー要請

現場着いてすぐに気管挿管、アドレナリン投与、除細動繰り返し、蘇生しながらセンター搬送。


センターで人工心肺(PCPS)まわし、心拍再開、心カテで心筋梗塞と判明し冠動脈の閉塞部にステント留置→再開通
途中対光反射が出てきて、体動でるようになったのでなんとか元気になってもらいたいです。
病院に搬送されるのを待つだけだったら絶対に助けることができない患者さんも、医療スタッフが現場やその近くまで向かい応急処置を開始する病院前救急診療は今後も多くの命を救うのに貢献していくと思われます

このように24時間365日、救急医とCCU(循環器スタッフ)がまったく敷居なくコラボして救命+処置できるのが兵庫医大救命救急センターなのです

さらに阪神地区の「最後の砦」としてスタッフ一同地域医療に関わっていきたいと思います