大阪国際空港 航空機事故対策総合訓練
11月4日(木) 晴れ
第35回 大阪国際空港 航空機事故対策総合訓練に兵庫医大チームが参加しました。主体は国土交通省です。シナリオ作りは毎年持ち回りで、今年は千里救命救急センターです。ちなみに昨年は我々でした。兵庫医大からは救命救急センター医師3名+私と来年我々の仲間になる研修医1名、そして救命救急センター看護部から3名が参加しました。お天気は去年と同じく快晴。今年の我々の担当は黄色ポストです。
シナリオは以下の通り;
A航空2010便 ア320型機は、最終着陸態勢でメインギアートラブルが発生し、貴重が航空管制官に緊急着陸を要請。緊急着陸で滑走路をオーバーランして機体の主翼部分が大破炎上して、乗客・乗員に多数の死傷者等が発生したという想定。
空港の端っこにJALから提供してもらった飛行機を一機於いて炎上しているという想定で、機内から自力で脱出した人たちやレスキュー隊により救助された乗客たちをトリアージして赤テント、黄色テント、緑テントに移動して順次搬送して行きます。
今回の参加医療施設は以下の通り;
兵庫医科大学(兵庫DMAT)
大阪DMAT
大阪大学医学部附属病院
済生会千里病院の千里救命救急センター
日本赤十字社 兵庫県支部
日本赤十字社 大阪支部
大阪国際空港メディカルセンター
兵庫県災害医療センター
豊中看護専門学校
このような訓練では多施設の方々とも仲良くなります。大きな災害時のみならず、日常の救急医療でもマンパワー不足に陥ることがあるのだから、こうして顔の見える関係を構築して、各施設同士が連携を取る練習をしておくことは大切ですね。