JTAS in 兵庫医科大学病院

今日・明日と当院でJTAS講習会が行われます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JTASはJapan Triage and Acuity Scaleの略でCTAS(Canadian・・・)をベースに日本向けに改定されたものです

HPから引用すると

 CTASとは「Canadian Triage & Acuity Scale」の略で、カナダで10年以上の開発・運用実績のある救急外来での救急外来患者緊急度判定(トリアージ)システムのことです。

 近年、社会構造の複雑化、住民ニーズの多様化により、救急患者の搬送先選定や受け入れが困難な事例が発生するなど、救急医療体制のなかでの救急外来診療システムの機能不全が指摘されています。これは救急医療・時間外診療への需要が増加する一方で、医療サイドで構築している従来型の救急医療システムが時間外診療のニーズとかみ合っていないことに起因していると分析されています。近年の救急部門の受診患者数増加の背景には、高齢化に伴う内因性救急患者の増加といった要因のみでなく比較的、緊急度・重症度の低い時間外診療患者の増加も大きな要員となっていますも。このようにさまざま緊急度の患者を診療するに当たり、国内で共有できる、可能なら国際標準の緊急度の尺度を導入することは喫緊の課題です。  

 欧米では、従来、戦争や災害時の医療で用いられてきた「トリアージ」の概念を、一般の救急医療、救急外来における患者緊急度判定に導入する研究が先行しておりカナダやアメリカでは実際に運用されています。  

 カナダではこの問題に先進的に取り組んでいて、1998年より病院外来の患者緊急度判定システムCTAS(Canadian Triage & Acuity Scale)の開発と運用を行っています。

 

具体的にはipadを利用して患者さんの症状をバイタルや理学症状ごとに当てはまる項目をたどり重症度判定をするものです

今回富山大学の奥寺敬 教授におこしいただき西日本では当院が第1回目となるJTAS講習会を開催していただきました

このうような講習会を開くことで、2次医療機関の重症度判定と3次医療機関への適切な転院搬送がおこなわれることが進めばと考えています