いざお江戸へ

11月12日(土)「ポンギ」で開催された第3回日本こころとからだの救急医学会総会・学術大会へ参加してきました

昨年に続き今年もいとも先生が発表しさらに、今回M先生も発表と、当センターから全9題中2題の発表となり共同演者(応援要員)として参加したわけです。この学会は救急分野と精神科分野のエキスパートがお互いのグレーゾンの問題点を克服するために設立されたものと私なりに解釈しており、昨年もそういう救急・精神科のジレンマや問題点を議論してきました

本年度はM先生が「当センターにおける自殺企図による墜落外傷と精神疾患の関係についての検討」と題し自殺企図による墜落外傷患者の背景にどんな特徴があるのか、問題点は何かを発表しました

統計学的にも理論的にも学術的な内容でとてもよい発表でした

そしてその次に2年連続でいとも先生が発表しました。演題名は「東日本大震災での食事栄養に関するアンケート調査」

阪神淡路大'震災で医療活動していたじょーじ先生からの経験を参考に、大規模災害時の食糧支給では圧倒的に炭水化物が多くなり、栄養が偏り、便秘などの消化器症状を訴える被災者が多く、今回の震災でも同様のことがアンケートから判明し、それを発表しました。また発表のなかで、被災者の方とコミュニケーションをとる中で「何が食べたいですか?」と尋ねることは心の交流の方法の一つとして重要であったことも報告しました

親ばか的な視点になりますが、二人ともプレゼンテーションも質問への応答もよくできていました

2題とも客観的に良く吟味された発表だったので是非論文にしてくださいね