送別会
一昨日は、兵庫県立こども病院から研修の来られていた山口善道先生の送別会でした。小児集中治療がご専門でありながら、成人の救急を勉強したいとの希望で来られました。3ヶ月の短い期間でしたが、とても真摯に取り組まれ、我々もおおいに刺激を受けましたし、同時に、画像読影や小児へのアプローチ等、多くの事を教えていただきました。
このように、当施設では、あらゆる領域の先生方が短期や長期の研修を受け入れております。ご興味のある方は、どうぞご遠慮なくご連絡を下さい。お待ちしております。
ご本人の許可の元に、最後にいただいたお手紙を以下に貼付けました。
<山口先生のお手紙>
この3ヶ月、先生方には本当に親切にしていただきありがとうございました。成人の救急・集中治療に関して知識も技術もなく、とくに当直や初療の場面ではひたすらにご迷惑をおかけした日々でしたが、しようもない質問にも丁寧にご指導いただきありがとうございました。先生方お一人お一人に感謝の気持ちでいっぱいです。
いわゆる一般小児科の知識しかない私が、半ば漫然と行ってしまっていた小児救急医療について、本来あるべき姿を考えるにあたり、まずは成人の救急を知りたいというところが出発点でした。こちらに来させていただき、学ぶことが多く大変勉強になり本当に良かったです。今回3ヶ月研修させていただいたところで、こども病院でこちらと同じことがすぐにできるようになるとは思いませんが、小児においても、あるべき救急医療がきちんと行えるよう、病態を考え、しなければいけないことを適切に判断し、それを速やかに行うよう、一歩一歩前進してまいりたいと思います。